つた筆の「蔦」とは「一般的につる植物をツタ」とよんでいます（つたの種類：キヅタ、アケビ、古クズ、フジ、ヤマブドウなど）。
その天然の造形美、その木の生命の存在する間に毛捌きを行い、日々乾燥させながらギュッと締め込み2カ月以上かけて仕上げていきます。

一旦植物として生命を失ったものに、新たな命を吹き込む難しさが竹筆の特徴とするなら、蔦ふでは生命の息吹をそのままに凝縮するため一瞬も目を離せない難しさが特徴です。
また、つた筆は、生育した場所によりその年齢が異なり、同種、同径であっても毛量、毛質が異なりますので、一本として同じものはできません。

つた筆の筆感は竹筆と毛筆の中間のような感じです。けして扱いやすくはありませんが、荒くも柔らかくも運筆に特徴を出せます。そして、墨含みがよいのも特徴です。自然の恵みから生まれたつた筆で、個性あふれる世界をお楽しみください。

＊当工房では、全ての竹筆、つた筆を一本一本手作りで仕上げております。
＊文字数2〜4文字程度（半紙ご使用時）
＊全ての素材は、放射線測定器にて0.05μｓｖ以下（不検知）で計測されたものを使用しています。
　食品ではないため、直当て空間線量計測での結果になります。安心してお使いください。

岡山県（吉備国）産
穂径：13mm前後、穂長：50mm前後、軸長：235mm前後
サイズはばらつきがございます。自然の恵みを使用しておりますため御理解下さい。

（穂径は最も太い部分の計測値となります。）
手作り品のため、実際の商品と写真は異なります。画像は一例です。

※毛筆とは異なりますため、乾燥状態での毛揉みは絶対にしないでください。
※御使用後は、ため水にて墨切りしてください。
※その他詳細なご注意点は、別途取扱説明書を同梱致しておりますので、必ずご一読の上ご使用ください。